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帰ってこない愛犬


「愛犬が逃げてしまいました。」


みなさんも一度はこのワードを聞いたことがあるのではないでしょうか。

SNSにはほぼ毎日と言っていいほど、飼われているわんちゃんがいなくなったという情報が出ています。


なぜ飼主さんの元から離れていってしまったのか。

なぜお家に帰ってこないのか。

お家に迎えるまでの経緯や、飼育方法、わんちゃんとのコミュニケーションやしつけの仕方など原因はさまざまあるかもしれませんが、飼主様の過信は少なからずあるのかなと思います。


私自身、もしラブ君がフリーの状態で外で突然ダッシュされたら捕まえる事は難しいでしょう。

しかしラブ君の性格なら戻って来られると思います。


はい、これが過信です。


『愛犬の事は飼主が一番理解しているからきっと大丈夫』は、危険な考え方です。


どこで・どんな状況で・どんな風に走り去って行ってしまうか、また無事に再会できるか、それは誰も予測できません。


たとえば

好奇心旺盛、元気いっぱいの子⇒事故に遭う可能性

他人への恐怖心が薄い子⇒精神異常者に捕まり虐待を受ける可能性

食いしん坊の子⇒落ちている物を食べて倒れる可能性

生き物への興味や関心が高い子⇒何かを追いかけているうちに帰るお家が分からなくなる可能性

怖がりの子⇒恐怖から狭くて暗いところへ隠れたまま出て来なくなる可能性


愛犬の事を分かったつもりでいても、本能で動いてしまう瞬間や何かをきっかけに突然の行動を起こしてしまう事は必ずあります。

わんちゃんもその時は無我夢中になりますが、ふと我に返った時に不安になる事でしょう。

愛犬がいなくなってしまった時の為に最初に何をすべきか知っておく事も大事ですが、何より脱走されない事、万が一愛犬が離れてしまってもすぐに呼び戻せるしつけを入れておくか、アイテムを持っておく事も重要だと感じます。

普段からよくコミュニケーションを取っておくことも大切です。


故意に犬を手放す人もいます。

狩猟犬、病気の犬、老齢犬、新生児犬、多頭犬、奇形犬・・・

こういった愛護動物の遺棄は動愛法により1年以下の懲役刑または100万円以下の罰金刑です。

少し脱線しますが、

愛護動物の殺傷は5年以下の懲役刑または500万円以下の罰金刑です。

愛護動物の虐待・遺棄は1年以下の懲役刑または100万円以下の罰金刑です。

この他に注目すべきは、飼育管理に関してです。

愛護動物に対し、みだりにその身体に外傷が生ずるおそれのある暴行を加え、またはそのおそれのある行為をさせる事、みだりに給餌もしくは給水を止め、酷使し、その健康及び安全を保持する事が困難な場所に拘束し、又は飼養密度が著しく適性を欠いた状態で愛護動物を飼養しもしくは保管することにより衰弱させる事、自己の飼養、または保管する愛護動物であって疾病にかかり、または負傷したものの適切な保護を行わない事、排泄物の堆積した施設又は他の愛護動物の死体が放置された施設であって自己の管理するものにおいて飼養し、または保管すること、その他の虐待を行った者は1年以下の懲役刑または100万円以下の罰金刑です。


話が逸れましたが、何事も起きる前に出来る限りの予測をして対策するのが一番です。

問題が起きてからでは手遅れになってしまう事もありますから。

愛犬・愛猫を終生飼養する上では脱走させない飼育管理も身に付けなければならないですね。



お盆習慣は、お店も自粛要請の影響からゆったり営業しております。

日が差して暑いので玄関はカーテンがかかっていますが、私はおります。

熱中症で運ばれる方も多くなっています。

室内でも意識して水分補給をしてくださいね。

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