猫ちゃんの虫歯

最終更新: 2019年9月20日

わんちゃんの歯のトラブルはよく聞くけど、猫ちゃんはあまり聞かないですね。

その理由は口腔内のpHにありまして、人の口腔内のpHが6.5~7.0(弱酸性)に対し、猫ちゃんの口腔内のpHは8.0~9.0(アルカリ性)です。

虫歯菌は酸性の環境で繁殖するため、アルカリ性の猫ちゃんの口腔内では虫歯菌を増やせないというわけですね。

また、人の歯は平たい形にくぼみがあるので菌が溜まりやすくなっています。

猫ちゃんに噛まれた経験がある方ならご存知、猫ちゃんの歯って尖っていて鋭利ですよね。

そんな猫ちゃんの歯には菌が溜まるスポットが無い為、当然繁殖もしにくくなります。


しかし、虫歯知らずの猫ちゃんも歯周病には要注意です!

3才以上の猫ちゃんの8割がかかっているとされている歯周病は猫ちゃんの口腔内の病気の代表的なものといえます。

歯周病の原因は、歯垢の中に潜む細菌で、歯を取り巻く歯周組織に炎症を起こします。

歯垢が歯石化するとますます歯垢が付きやすくなり悪循環となります。

歯垢をそのまま放置すると、猫ちゃんの場合はおよそ1週間ほどで歯石化します。


歯周病菌が骨を溶かし、あごの骨にトンネルのような穴を開け炎症を起こす場合もあります。

眼の下などの皮膚に穴が開いた状態を外歯(がいしろう)、歯茎に穴が開くなど口腔内で起きた場合を内歯(ないしろう)と言います。

口と鼻の間の骨に穴が開く事によって口と鼻の間が貫通してしまう口鼻瘻管(こうびろうかん)を起こすと、鼻から唾液や食べ物が出たり出血が見られる事もあります。

そのほか、歯肉口内炎も猫ちゃんにとっては苦痛です。

口腔内の痛みから涎が流れ出て、それを前足で拭うと前足が汚れて毛がガビガビになっていきます。

口腔内の状態は健康にも影響を及ぼし、細菌が血流に乗って全身に回り心臓や腎臓・肝臓などの内臓疾患を起こす原因にもなりかねません。

口は何と言っても体への入り口ですので、そこが汚れていれば必然的に全身に影響を及ぼします。


虫歯だけでなく、口腔内の状態を日頃から確認する意識を持つ事が大切ですね。





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