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本題は介護の方です。

動物看護大会で行われた研究発表が届きました。

今回の研究は液体フードの保存に関して。

健康状態や食餌スタイルによってドライフードだけでなく、セミモイスト(半生ドライ)や缶詰、液体(流動食など)を取り入れる子もいると思います。

これから気温も少しずつ上がってきますので、頭の片隅に入れておいて頂ければと思います。


実験内容は簡単なものです。

同じリキッドを2つ用意し、それぞれに2種類の菌を混入させ、1つは常温保存、1つは冷蔵保存し放置。

結果どちらにも細菌の増殖は認められたのですが、増殖速度を比較すると常温保存のリキッドは3~6時間の段階で冷蔵4℃保存のリキッドの24時間後の細菌数を上回った事から、やはりリキッドは冷蔵保存が適している事が明確になったというものです。

私たちが何気なく使用するコップなんかも、飲んだ後に数時間放置するだけで口を付けた部分から細菌の増殖がものすごい数である事が証明されていますので、食べ物であればなおさらですね。

そこで

細菌汚染を防ごう!

という事で4つの防止策が挙げられました。

①開封後は必ず冷蔵保存

②手指の消毒または非滅菌グローブ着用

③使用前後のキャップの消毒

④原則滅菌シリンジを使用

あとは、冷蔵庫から出してすぐは与えず、少しだけレンジや湯煎で温めてあげると風味も増してより食べやすくなるかもしれません。冷たいよりは少し温かい方が動物にも易しいですよね。


ここから脱線して本題へ入ります。

介護時であれば『しっかり食べさせなくちゃ!』と頑張る飼主様は多いです。

私もその1人でした。


これからお話しする事は、その子の体の状態などにもよるので決して一概には言えないのですが、給餌で悩まれている飼主様へ向けて少しでも参考になれば幸いです。


もし時間に余裕があるようなら・・・

今はお腹が空いていないのかも?少し時間を置いてみましょう。

時間が迫っている時は無理にあげる必要はありません。次の食餌の時にゆっくりトライしましょう。


体を動かせない状態なら・・・

抱っこやカートに乗せてお外で気分転換しましょう。陽に当たる事はビタミンDの合成や脳への刺激だけでなく、飼主様自身の気晴らしにもなりとても良いですよ。

介護中はお家にこもりがちになってしまうので、窓を開けて空気の入れ換えを☆

気持ちをリセットして、ちょっとの時間でもお外へ出てリフレッシュしてからまた向き合いましょう。


特定の食餌を食べさせなければいけない状態なら…

これまでの食餌と全く異なる食べ物はなかなか受け入れてもらえないものですから、初めはその子が食べてくれそうな物を多めに混ぜて、少しずつ変えていきましょう。

頑張って飲み込んでいる様子が見られたら、水分やリキッドを多めに加えて液状にしてシリンジ等で少しずつあげてみてください。この時、誤飲防止の為に横になったままではなく必ず上半身を起こしてから与えてくださいね。


療法食は、これまでの食生活とはまるで変わってしまう為スムーズに食餌変更ができない事があります。

その場合は、お家の子がこれまでどんな食餌スタイルであったかを獣医師へ伝えてください。

それを踏まえてより食べてもらえそうな食餌の仕方や工夫をアドバイスしてくれるはずです。


介護は誰か一人が背負うものでは無く、家族みんなで協力し合いながら行うお世話です。

責任感の強い方や1人で頑張りすぎる方の場合は特に、お世話の仕方や考え方に固執すると周りを遠ざけるだけではなく、お世話よりも先に心が疲れてしまうので、介護生活が負の感情だけになってしまいます。


介護には、サポートやフォローをする人の他に介護の話を聞いてくれる人も必要不可欠です。

介護をしている時はそんな暇も無いほど忙しい日々ですが、誰かに話す事で1人で抱えているものをいくらかは解放できます。そこが一番大切だと思います。

先の見えない長期戦であるからこそ、気持ちにゆとりを持てるようにみんなを巻き込んで介護計画を考えて頂きたいと思います。


現在格闘中の飼主様は、決して根を詰め過ぎないでくださいね。

頼る人が身近にいなければ私がお手伝いします。

犬や猫は、年を取るほど可愛くて愛おしくなります。

介護はまさにその絶頂期といっても過言ではありません。

同時に、辛く苦しい時も度々やってきます。


綺麗事では乗り切れない現実があるからこそ、最期を迎えた時に心の底から

これまで一緒に頑張ってくれてありがとう。私が行くまで天国でいっぱい遊んで待っていてね。と

明るい言葉で飼主様が送り出してあげられたらその後もきっと幸せではないでしょうか。


介護の仕方は様々ですから正解も間違いもありません。

わんちゃんの場合は、7才を過ぎたら高齢期に突入します。

もしご家庭のわんちゃんが高齢期に入っていたら、少し先の事をご家族で話し合って頂ければと思います。

現在の姿ではなく、未来の姿を想像して今出来る対策や生活スペースを見直してみるのも良いかもしれません。




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