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新型コロナ感染者と接触したペットの取扱い

米国の獣医師から教えて頂いた内容です。(日本とはやり方など異なる点があるかもしれません)


飼主様が新型コロナウィルスに感染後、ペットを預かってほしいという問い合わせに対しどう対応しどう取り扱うか。


2ケース

・飼育放棄

・一時的に預かり、回復後に引取り


動物の飼育場所

1.ペットが生活していた場所(家)に世話人が通い世話を続ける。

2.病院やホテル等動物収容施設にペットを移動させる。

3.他に動物のいないお家にペットを移動させる(預かりボランティア宅)

以下解説。


1.出来る限り新型コロナに感染した飼主に飼育放棄しないよう説得する。

・・・自宅療養の場合、ペットへの接触を最低限に。

・・・気を付ければ、同じ家で一緒に生活する事は十分可能。


2.ペットが感染者の自宅にいて、世話をする人が通う場合。

・・・完全防護用具PPEを着装して敷地内に入るのが原則。

・・・短時間の滞在


3.感染者と接触したペットを動物収容施設に入れる場合。


濃厚接触動物の入所ガイド

(動物との接触はPPE防護用具の着用)


*動物に症状がある場合(呼吸器症状・下痢・具合悪そう等)

・完全隔離

・管轄関係機関に相談、報告


*動物に症状が無い場合

・全身シャンプー(シャンプー室は準汚染ゾーンとなる為、推奨とされるのは屋外、他には隔離された場所でのシャンプー)⇒14日間の隔離検疫⇒新型コロナの動物共有ゾーンへ⇒その後一般ゾーンへ

・シャンプーが困難な場合、完全個別隔離室×3日間(1匹にケージを2つ)⇒14日間の隔離検疫⇒新型コロナの動物共有ゾーンへ⇒その後一般ゾーンへ


<動物のいる施設に移動させる場合>

・可能な限り感染者自身が動物をキャリーに入れ家の外に出す。

・動物を引き取りに行く人は感染者の家に入るべきでは無い。

・やむを得ず感染者の敷地内に入った場合は、その人は絶対に動物収容施設に入らない。


PPEを着用した上で入所時のシャンプー(屋外が推奨)

・通常のシャンプーでよい

・ドライヤーは極力避ける

・その後14日間の共同隔離部へ


入所時のシャンプーが出来ない動物

・個別隔離室に3日間(コロナウィルスはステンレスに3日間生存すると言われている)

・完全清掃3日間(ケージ2つ)

※ケージが2つ必要なのは、1つのケージを清掃する際に別のケージに動物を移す為

・PPE着用、通常の病院用消毒液および消毒プロトコールで行う。


<他に動物がいない場所への移動>預かりボランティア宅など

・動物を引き取りに行った後は自宅に入らない。

・シャンプーか3日間の隔離を施行。

・その後通常の動物と同様に飼育可能だが、念のため過度な接触は避ける事。



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