毎日お仕事をさせて頂く中で気付く事や悩む事がたくさんあります。
愛犬の躾をご自身で頑張る飼い主さん、認知症や体が不自由になった愛犬や愛猫を試行錯誤しながらお世話をされている飼い主さん、お外の猫ちゃんのお世話を頑張る方、他所様のわんちゃんやねこちゃんの飼い方を心配・問題視される方、この5年間で色々な方から様々なお話を伺ってきました。
その悩みや問題を少しでもスッキリ出来るように共に頭を悩ませてきました。
それでも後から思い返した時に、もっとこういうやり方があったんじゃないかとか、こちらの選択を進めればよかったかもと更に思いを巡らせる事も度々あります。
相談してくださった方の気持ちを思えば何とかして最善策を見つけ「そういう方法があったんですね」「相談して良かったです」そう言ってもらえるようにあらゆる方向から考えて伝える努力をしておりますが、どうにも今の私にはバシっとお応えできない問題があります。
お外で暮らす猫
誰が守る?誰が救う?資金は?
これは今に限った問題ではなく、これまでもこの先もまだまだ解決するには程遠い問題です。
動物愛護団体で活動している時は、救っている人と増やしている人の割合が3:7か2:8なんじゃないかと思うくらい救いの手が間に合っていないと感じました。
ただ、内心助けたいと思っている人が行動を起こしてくれたら割合が逆転するんじゃないかとも思っています。
まだ代表紹介のページに更新していない新参者の猫がいます。
彼の名は、力丸(りきまる)くんです。
首に大きな怪我を負いながら2年以上もの間お外で生活していたたくましさから力丸と名付けました。
治療が必要な為、当店で保護し、完治後はそのまま引き取る流れとなります。
現在、力丸君は入院しながら治療をして頂いています。
彼はとても人懐こく穏やかな性格で、ひかり君やお預かりの猫さんと顔を合わせても問題なく過ごしていましたが、保護して数日で入院した為お迎えの時に忘れられているのでは…と少し怯えながら病院からの連絡を待っているところです。
お外の猫さんをお家へ迎え入れるならば、まずは猫ちゃんの飼養スペースの確保、トイレ、猫砂、食器、フード、キャリー、ケージ等の揃える物から始まり、受診して(お外の猫さんは交通事故や近親交配、奇形などにより平均寿命が5年程度と考えられています。)尿検査、便検査(お外でいろんな物を口にしている為ズーノーシスを持っている場合もあり、絶対に手を舐めさせたり尿や便に触れない※)、血液検査、ノミダニ駆虫、ワクチン接種等を速やかに行います。
1匹迎え入れるだけでもこれだけの資金と時間が必要になります。
怪我をしている猫さんであれば助けてあげたいと思うのも自然なことですが、救いの手を差し伸べるなら最期まで自分自身が責任を持つ覚悟でなければなりません。
保健所、病院、保護団体、、、誰も助けてはくれません、いえ、助けられないのです。
どこもそれぞれが抱えている命や問題がたくさんあり過ぎて、1匹だけを特別扱いすることはできませんし、お外で生活する猫さんは膨大な数です。怪我をしている子も大勢いるでしょうが、その子達全員を救う余裕は到底ありません。
ですから、助けたいと思われるならご自身で何とかするしかないのが現状です。
そこで、自分にできる事の一つとしてタイトルにあるように、外猫さんの為のコミュニティを作ったらどうかと考えました。
外猫を助けたい人たちが集まり、その中で資金を調達し、食餌や通院の代行など皆で支え合いながら外猫を救い、見守る為のコミュニティです。
資金や食餌などの物資は当店で記録・管理を行い、必要に応じて外猫の為に活用していきます。
資金は毎月(定期的に)各々が無理の無い範囲で出し合っていければと思いますが、最低額は設定(例:500円~)したいです。
人数が多くなっていけばひと月の資金は十分溜まると思うので、コミュニティの中でこの猫を助けたい!と思った時に活用できたらいいなと考えています。
食餌のストックは期限もある為、コミュニティの方を優先に分配していければ無駄にならないですね。
どうでしょうか?
コミュニティへのご参加を希望していただける方は、提案や疑問など投げかけて頂ければ幸いです。
未経験の活動な為決めることはその都度出てきそうですが、ベースはしっかり決めておきたいので、ご協力の程よろしくお願い致します。
GメールまたはLINEからご連絡をお待ちしております☆
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