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ねこちゃんの肛門腺絞り

わんちゃんの飼主様は、定期的な肛門腺絞りが必要な事はすでにご存知のことと思います★

その子によって肛門腺の溜まり具合は異なりますが、一緒に生活しているとお尻を地面に擦りつけたり、後ろを振り返り肛門を気にしている姿を見て『そろそろかな?』と肛門腺が溜まってきた事に気付きます。

では、ねこちゃんはどうでしょう。

肛門腺がある以上いつかは溜まって排出するのですが、私が病院に勤めていた頃は、肛門腺絞りの為に来院されるねこちゃんの飼主様はあまり多くありませんでした。

ただ、以前に肛門腺が溜まって感染を起こし自壊して大変な思いをされたねこちゃんとその飼主様は、それ以降肛門腺が溜まっていないか確認の為に来院されたり、実際に診察室で肛門腺を搾り出す事もありました。

わんちゃんの場合は、肛門嚢が手前でなく奥の方にあったり、固くて絞るのに力が必要な時などを除けば普通に搾り出せるのですが、肛門腺絞りというのは肛門の両脇にある肛門嚢をぎゅーっとつねられるようなものなのでねこちゃんはわりと、いや結構、嫌がる事の方が多いです(´ω`;)

ねこちゃんはわりと自分で排出できる(犬と同様に興奮時や威嚇時、力んだ時などに排出する)のですが、中には溜まったままの子もいるので、ご家庭のねこちゃんも気を付けて見てあげてください。

痛みがあると食欲や元気も無くなり、あまり動かなくなる子もいます。

お尻をしきりに舐めていたり、腰やお尻の動きがおかしい時は尻尾をチラッと上げて確認してみましょう。

異変に気付いた時には肛門嚢が自壊(破裂)し血膿が出て病院へ、となるとねこちゃんも切ないですし、飼主様もお辛いです。

再発する事も少なくないので、一度肛門腺の問題があった子は、定期的に獣医師へ確認してもらってください。くれぐれもお家でねこちゃんの肛門腺絞りはしないでくださいね。。。

どんなに大人しいと思っているねこちゃんでも、お尻をつねられて平気な子はいませんし、二度とやらせてくれなくなれば病院でも厳しくなってしまいます(;T□T;)

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